こんにちは! 青山設備工業です。
弊社では、滋賀県東近江市を拠点に、プラント工事などを承っております。

配管の接続に溶接が用いられることは少なくありません。
溶接に携わる方のことを溶接工といいますが、専ら配管の溶接が主の溶接工は、配管溶接工と呼ばれます。
みなさまは、配管溶接工という職業についてどれくらいご存じですか?
配管の仕事に携わる方でない限りは、よく知らないという方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、配管溶接工について解説いたします!

配管溶接工はどんな職業?

配管溶接

溶接以外にもさまざまな仕事を手掛ける!

配管溶接工は冒頭で触れたように、配管の溶接を手掛ける職業です。

しかし、それだけでは配管溶接工のすべてを説明したとはいえません。

ご存じのように溶接は高温に熱することで異なる2つの金属を一体化させる作業ですが、配管溶接工はそれを配管のレイアウトに合わせて天井付近の高所など特殊な環境で行うこととなります。

当然天井など配管以外の部分が作業に伴って加熱されてしまうことによる影響も考慮しなければなりません。

配管の溶接は驚くほど難易度の高い作業なのです。

では、そんな難易度の高い作業はなぜ求められるのでしょうか?

配管溶接は圧力に強い接続!

溶接による接続は、流体の圧力が強い場合に求められます。

配管の接続方法はいくつかの種類に分けられますが、その中でも特に圧力に対する強度のある接続方法が、溶接による接続です。

内部に高圧の水が流れる場合などは溶接による接続が採用されます。

ちなみに、その他の接続方法としてはねじ込み接続やフランジ接続などがございます。

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〇種類も!配管溶接の基本的な方法!

配管溶接の種類は6種類

溶接の種類は多岐に渡りますが、特に配管溶接に採用されるものは6種類ございます。

ここからは、配管溶接で主に採用される溶接方法とその特徴について解説いたします。

アーク溶接

放電現象による光と熱を利用して溶接を行う方法です。

アーク溶接からさらにいくつかの種類に分けることができますが、配管溶接では「被覆アーク溶接」「セルフシールドアーク溶接」「ガスメタルアーク溶接」「TIG溶接」の4種類のアーク溶接がよく採用されます。

被覆アーク溶接

溶接したい金属部材に被覆材を被せ、被覆材を加熱して溶かし接着剤のようにするアーク溶接が、被覆アーク溶接です。

被覆材は酸化防止にも役に立つため、強度のある溶接が必要な現場で主に採用されます。

数あるアーク溶接の中でもメジャーな種類のひとつで、配管溶接以外でもさまざまな分野で採用されています。

セルフシールドアーク溶接

シールドガスを用いないアーク溶接です。

シールドガスとは、加熱された溶接箇所が周辺の酸素と反応して酸化が進んでしまうことを防ぐために溶接箇所に噴射される不活性ガスのことですが、セルフシールドアーク溶接は、専用のワイヤーを使用することでシールドガスを用いずに酸化を防ぎつつ溶接を進めることを可能としております。

美観性に優れたアーク溶接で、見た目の良さも重視される現場で主に採用されます。

ガスメタルアーク溶接

シールドガスを噴射しながら金属製の電極ワイヤーを用いて溶接を進めるアーク溶接を、ガスメタルアーク溶接といいます。

シールドガスの成分によって呼び名が変わり、不活性ガスが主の場合MIG溶接と呼ばれ、

二酸化炭素または二酸化炭素とアルゴンの混合ガスが主の場合MAG溶接と呼ばれます。

ガスメタルアーク溶接は専用の機器を用意する必要があるため、ごく限られた条件において採用されます。

TIG溶接

TIG溶接機という専用の機器を用いて溶接する方法を、TIG溶接といいます

MIG溶接と同じようにシールドガスも用いるのですが、類似しているMIG溶接とは、消耗式の電極を用いるかどうかで区別できます。

溶接時に火花が飛び散らないため、溶接箇所以外への影響が非常に少ないのが特徴です。

加えて、セルフシールドアーク溶接と同じく溶接箇所の見た目が良いという特徴も持っています。

半自動溶接

半自動溶接は、ワイヤーが自動的に供給される溶接のことです。

溶接は通常、片手にトーチを、もう片手にワイヤーを握るようにして行われますが、半自動溶接はワイヤーを持つことなくトーチの操作に集中できるため、作業の難易度が大きく下がっています。

PVC溶接

ワイヤーの代わりにプラスチック製の溶接棒を用いる溶接をPVC溶接といいます。

溶接のメカニズムも独特のものとなっており、溶接棒はトーチの炎や火花で溶かすのではなく熱風で溶かすのが特徴です。

高い耐水性・耐酸性・耐アルカリ性を誇り、さらに絶縁性であることから、配管以外にも半導体洗浄機器やタンクでの溶接に採用されています。

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配管溶接工に必要な資格!

溶接は有資格者でしか行えない

溶接は火や電気を扱うため、ちょっとした不注意が甚大な事故にもつながりかねないことから、有資格者でしか行えないこととなっております。

また、作業が高い技術力が求められる難易度の高いものであることも理由のひとつです。

以下は、配管溶接工として働くにあたり特に取得を目指したい資格です。

アーク溶接等特別教育修了証

各種アーク溶接を行うにあたり必要となる国家資格です。

取得には11時間分の学科と10時間分の実技の両方を受講し終える必要があります。

試験がありませんので、取得のハードルをそこまで高く感じることはないでしょう。

ガス溶接技能講習修了証

ガス溶接にあたる溶接を行うには、アーク溶接等特別教育修了証ではなくこちらのガス溶接技能講習修了証が必要となります。

取得には9時間分の学科講習と5時間分の実技講習の受講に加え、修了試験の合格が必要です。

どれほど対策を行なっても合格が難しいほど高難易度の資格ではないため、きちんと事前準備を行えば十分に合格を狙えます。

溶接技能者資格

JISやWESなど日本国内における独自の規格に基づいて行う溶接の技能を認定する資格です。

大きく基本級と専門級の2種類に分けられますが、配管技能士としてキャリアアップを目指すならば、特殊な姿勢での溶接や管の溶接の技能を認定する専門級の取得を狙いたいところ。

また、溶接の方法によっても種類が分かれております。

所属している企業で主に手掛けている溶接方法から選択するのもひとつの方法です。

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溶接の技術は一生ものの財産!

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溶接の技術は配管工事に限らずあらゆる分野で必要とされる技術です。
そのため、一度身につけた技術は一生ものの財産となるでしょう。
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!


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